学校法人岩崎学園と株式会社A.G.A.は、岩崎学園の校舎を活用して都市型養蜂を行う「IWASAKIみつばちプロジェクト」に取り組んでいます。
6月25日(日)梅雨晴れの中、第3回の活動として、横浜市瀬谷区にある「セヤミツラボ」で、本物のみつばちに触れる養蜂体験に挑戦しました。
みどりあふれる
瀬谷区
これまでは、横浜駅周辺のみどりを対象にフィールドワークで調査しました。
今回は、横浜花博「2027年国際園芸博覧会」の予定地、横浜市瀬谷区が活動の場所です。
学生と子どもたちは、「たくさんの草が生えてるね」「来る途中にお花がいっぱい咲いていたよ」と、各々が集合場所に来る道中で発見したことを話していました。フィールドワークを経験した結果、普段からみどりに注目する習慣が身についたようです。
梅雨の時期のみどりを観察!「IWASAKIみつばちプロジェクト」第2回活動レポート
セヤミツラボから養蜂のレクチャーを受ける
一般社団法人セヤミツラボは、「瀬谷区を花いっぱいのミツバチの街へ」をビジョンに、花を植える活動や養蜂をしています。代表の山口さん、養蜂家の猪俣さんには、養蜂体験の注意点やみつばちの生態について、レクチャーしていただきました。
みつばちの役割や、特徴、触り方など、クイズを通じてわかりやすく学ぶことができたので、学生と子どもたちは、最初からエンジン全開です。
−みつばちについて教えてもらったこと−
- みつばちや昆虫がいないと食べ物ができない
- みつばちは一回刺すと死んでしまう
- 1匹のみつばちから取れるはちみつはティースプーン1杯分
- みつばちは人間にとってとても大切な生き物!など
いよいよ養蜂体験に挑戦!
最初に、みつばちが服の中に入らないよう、防護服と手袋を身につけます。準備が整ったら、養蜂家の猪俣さんから巣板(みつばちが巣を作っている板)の触り方を教わりました。
遠くからみつばちの様子を観察
みつばちが落ち着く煙を巻きながら、少しずつ巣箱へ近づきます。学生と子どもたちは、みつばちの多さにびっくり!
「ちょっと怖い・・・」「無理かもしれない・・・」
最初は少し怖い気持ちがあった様子でしたが、猪俣さんが「大丈夫だよ!少しずつ慣れていこう」と声をかけてくれたので、一人ずつ、少しずつ巣箱へ近づいていきます。
すると、気づけば子どもたちは、巣箱のすぐ近くに。
顔を近づけて観察することもできました。
さきほどのレクチャーで、果物や野菜など、普段私たちが口にする食べ物ができる手助けをしてくれると聞いて、みつばちを身近に感じました。よく見ると、かわいい顔をしていました!
養蜂の作業を一緒に体験
近くで観察するだけではなく、実際に巣板を持ってみつばちの様子を観察し、問題ないかチェックする仕事を手伝いました。
「ここはどう?みんな動いているね」「これはオスだよ」
猪俣さんから、巣板にいるみつばちの見方を教えてもらいました。
巣板からみつばちを振り落として、巣板全体を確認する作業も見せてもらいました。
一気に大量のみつばちが落ちる様子に「うわーーーーすごい!」と興奮する子どもたち!
なるべく少ない回数で落とすことで、みつばちの負担が少なくなるそうです。
普段、みつばちは人を攻撃しないですが、危険を感じると身を守るために刺すことがあります。巣箱の手入れをするときは、みつばちと仲良くする気持ちで、あまり刺激しないよう心がけるという説明を聞き、みつばちに対する考え方がまた少し変わりました。
横浜駅周辺と瀬谷区のみどりの違い
養蜂体験をする間、体験が終わったチームや順番待ちのチームはセヤミツラボの周辺と横浜駅周辺のみどりの違いを調べるため、チームごとに事前にテーマを決めて散策をしました。
−チームごとのテーマ−
Aチーム:みどりが映える写真を撮る
Bチーム:花のついた植物を探す
Cチーム:実のついた植物を探す
横浜駅周辺では見ることのできない花や、木苺、ぶどうの木を発見しました。
同じ横浜市内でも、都市部と郊外では植物に大きな違いがあることがわかりました。
初めての体験と、
子どもたちの成長
今回ほとんどの参加者が初めて養蜂体験をしました。最初は怖がっていた子どもたちもだんだん慣れてきて、最後には「みつばちかわいい!飼いたい」という声も聞こえ、短時間でみつばちに対する気持ちが大きく変化したのが印象的でした。
実際に目で見て、手で触れて、全身で感じることで、新しい発見や気持ちの変化がありました。みつばちが身近な大切な存在であることを知り、自分たちが養蜂をするんだ!というワクワク感でいっぱいになりました。
次回は7月に開催予定
次回の活動は、いよいよ自分たちで養蜂を行う準備として、巣箱を置く場所の周りの環境を整える活動を予定しています。引き続き「IWASAKIみつばちプロジェクト」にご注目ください!
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