未来のグリーンマップ作成作戦会議!「IWASAKIみつばちプロジェクト」第7回活動レポート

学校法人岩崎学園と株式会社A.G.A.は、岩崎学園の校舎を活用して都市型養蜂を行う「IWASAKIみつばちプロジェクト」に取り組んでいます。

第7回目となる10月22日(日)の活動では、未来のグリーンマップ作成に向けた作戦会議とタネだんご®︎を作りました。

未来のグリーンマップ

作成作戦会議

第6回プログラムで作成した現在の横浜駅周辺のグリーンマップをベースに、子どもとポリトープリーダーが考える横浜駅周辺の未来のグリーンマップを作成します。

横浜駅周辺のグリーンマップを作る!「IWASAKIみつばちプロジェクト」第6回活動レポート

未来のグリーンマップ作成に取り組む前に、まずはどんな街にしたいかイメージするために、活動場所近くの写真に草花を合成し、「こんな街になったらいいよね」というイメージを共有しました。

緑あふれる街のイメージはできたものの、具体的にどうやって緑を増やしていくのか、どんな道具を使うか、季節や花の選び方などわからないことがたくさんありました。そこで、地域で緑を増やす活動をしている西村晶誉(にしむらあきよ)さんにお越しいただき、アドバイスをもらいました。

西村さんは、2017年に開催された「第34回全国都市緑化はちおうじフェア」をきっかけにグリーンパートナー養成講座を受講し、それ以降地域の緑化活動に積極的に参加しています。現在は八王子市にある富士森公園を活動の拠点にしながら、花壇の整備や大学の先生の助手など、様々な役割を担っています。

みつばちは大切な仲間

西村さんが整備をしている花壇には、たくさんのみつばちが飛んできます。
みつばちが花粉を運ぶことで花がどんどん元気になるので、地域の緑化活動に参加している方々はみんな、自分たちの大切な仲間としてみつばちを思っているとのことでした。八王子市では2021年の東京オリンピックをきっかけに緑化活動が盛んに行われ、富士森公園正面口の何もなかった場所に、西村さんを中心としたボランティアの方々が花壇を作りました。

これにより、季節ごとに花壇のお花を楽しむことができるようになり、より多くの人々に訪れてもらうことができるようになったことなど、事例を交えながらお話を聞かせていただきました。

どんな街にする?

案を出そう!

西村さんからいくつかの事例を教えていただいた後、次は横浜駅周辺の未来のグリーンマップ作成のための作戦会議を行いました。暖かくなって、みつばちも人々も活動的になり、多種多様な花々が見頃となる春に花が咲くことをイメージしたマップを作成することにしました。

春に咲くいくつかの花の情報を教えてもらい、どこに植えるか、どのように植えるかなどの案を出し合いながら下書きを進めました。

作戦会議で出た案

  • 花の色がきれいな、クリムゾンクローバーを入れたい!
  • 川の周りには、花が素敵なアグロステンマを植えたい!
  • コンクリートのプランターは頑丈だけど、移動が大変だったり夏に暑くなったりするから人工プラスチックで環境にも良いプランターを使いたい
  • ムラサキハナナは木の下に植えるといいらしいから、街路樹の下に植えよう
  • プランターや花が交通の邪魔にならないようにしたい

たくさん出た案をマップに下書きとして落とし込んでいきました。次回以降は、今回話し合った内容をもとに、イラストや写真などを使ってわかりやすく表現をした大きなマップを作成する予定です。

たねダンゴ®︎を作ろう

西村さんから、手軽に作れてアイテムとしてたくさんの人に配ることができ、比較的簡単に育てることができるたねダンゴ®︎を教えてもらいました。

たねダンゴ®︎は泥団子に肥料と種をつけて丸めたものです。土をタライに入れてこねる過程で、子どもたちは普段あまり土や泥に触れる機会がなかったのか、恐る恐る触るところからスタート。こねるのも少し「気持ち悪い」という声もありましたが、徐々に慣れてどんどん泥の質を高めていきました。

一つの大きな泥団子を50個に分けて肥料を入れ、種をつけて完成です。肥料を入れる役割、種をつける役割、きれいに丸める役割で分担して、あっという間に50個のたねダンゴ®︎が完成しました。丸める役割を頑張ってくれたメンバーの「プロゲーマー」は「いつも野球の球を見てるから丸めるのは得意」と言いながら、本当に素早くきれいに丸めてくれました!

完成したたねダンゴ®︎は一人3つ持ち帰り、保護者や友達、近所の人などに配って、自分の身近な場所から緑を増やすことに挑戦です。今後は横浜駅周辺のお店の方や企業にも配布して、緑を増やす活動に参加するきっかけ作りとして、たねダンゴ®︎を配布したいと思っています。

女王蜂の名前決定!

先月たくさんの候補が出された女王蜂の名前から、ポリトープリーダーが運営会議で6つまで絞りました。

最後に残った名前の候補

  • みなと & さくら
  • すーじー & ぷっぷ
  • ハッチ & モッチ
  • クインビー & ロイヤルビー
  • ビーポート & ハーバー
  • エミリー &  サミー

どれも思い入れのある候補なので、決めるのは大変でしたが、多数決で「クインビー&ロイヤルビー」に決定しました!7月にやってきた女王蜂2匹の名前がようやく決まったので、これからは、自分たちのみつばちにさらに愛着をもちながらお世話をしたり、プログラムを進めたりできるといいですね。

活動の振り返り

緑化活動に取り組んでいる西村さんからアドバイスをもらったことで、具体的なイメージを持ちながら作戦会議をすることができました。

ただ単に作成するのではなく、自分たちの緑化が意義のあるものになるように、今ある街路樹を活用した花の種類を選んだり、交通の邪魔にならないことを考えるなど、実現可能な未来のグリーンマップに一歩近づくプログラムとなりました。たねダンゴ®︎の作り方も覚えたので、緑化をみんなにおススメするためのアイテムとして活用することができます。女王蜂の名前も決まり、自分たちのみつばちへの思い入れも強くなりました。

次回は11月に開催予定

次回の活動では、地域で緑化活動に取り組んでいる方や養蜂を行っている方から、横浜市で緑化にどう取り組んでいるかについて話を聞く予定です。色々と集まった情報や下書きをもとに、未来のグリーンマップを完成させていきます。

その他にも、専門学生、高校生、運営スタッフが中心となり、みつばちを通して企業、団体、行政、地域の人とのつながりを深め、活動の幅を広げていきます。引き続き「IWASAKIみつばちプロジェクト」にご注目ください!

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