Polytope Project IWASAKI 第4回活動では、多くの人に商品を買ってもらう“宣伝”を行うため、横浜銘菓「横濱ハーバー」でおなじみの、株式会社ありあけ様にご協力いただきました。
学生と子どもたちは、お客さんが商品を購入する行動プロセスを学びながら、来年(2023年2月)に予定している横浜ローズチョコレートの販売に向けた宣伝方法を計画しました!
これから宣伝する
「商品パッケージ」のサンプル
初めに、前回の活動で取り組んだパッケージデザインについて振り返りました。
お客さんが手にとる商品の形・デザインはどんなものなのか。色や大きさ、文字の書体など、自分たちがこれから宣伝する「商品」を把握するところからスタートします。
岩崎学園の学生は、前回の活動で話し合った内容をもとにデザインした「商品パッケージ」のサンプルを子どもたちに共有しました。みんなの考えや意見を“見える化”することで、宣伝に取り組むモチベーションが高まります。
宣伝について理解を
深める
「宣伝」とは、お客さんが商品を知ったり、商品を買ったりできるように、お客さんと商品との接点をつくることです。
株式会社ありあけ商品部のお二人からは、実際の仕事で取り組んでいる宣伝方法についてお話しいただきました。代表的な宣伝方法の1つに「広告」があります。その「広告」には、ブランドを伝える目的と商品を伝える目的の2通りがあり、それぞれの宣伝方法は異なるという話を、事例を挙げてわかりやすく解説してくださいました。
その他にも、様々な宣伝方法の事例を紹介いただきました。
宣伝方法の具体例
- 広告(紙媒体、駅内ポスター、中吊り広告、ラッピングバス、スタジアムの看板、等)
- パブリシティ(プレスリリース配信、メディア掲載、等)
- ホームページ(新着情報バナー、商品専用ページ、オンラインショップ、等)
- SNS(Instagramの投稿、ハッシュタグ、等)
購買行動プロセスを
考える
学生と子どもたちは、お客さんが商品を知ってから購入するまでの購買行動をマーケティングで利用する消費行動モデルの「AIDCA」を参考にして考えました。ワークシートを使って、「買う」という行動に至るまでのプロセスを5つのブロックに分け、すべて言語化していきます。
グループごとに、お客さんの購買行動を付箋に書き出し、シートに貼りつけて整理しました。
ダイレクトマーケティングで
活用される「AIDCAモデル」
- Attention(注意)=商品を認知する
- Interest(関心)=商品に興味を持つ
- Desire(欲求)=商品の購買意欲が出る
- Conviction(確信)=商品の購入を確信する
- Action(行動)=商品を購入する
宣伝内容を計画する
お客さんの購買行動を言語化したら、宣伝を行う場所を確認します。横浜ローズチョコレートの販売場所は、「横浜髙島屋」と「ECサイト」の2ヶ所です。
学生と子どもたちは、 販売場所で行う宣伝を、購買行動プロセスに沿って話し合いました。お客さんが商品を知る手段は何か。お客さんが興味を持つ情報は何か。お客さんが商品を購入する動機は何か。みんなの意見を集約していきます。
購買行動が書かれた付箋をホワイトボードに貼って、具体的な宣伝内容を決めました。
次回の活動テーマは
「宣伝の言葉」
第5回活動では、宣伝に必要な「制作物」と向き合います。ポスターやチラシ、髙島屋のホームページ等、商品の魅力を伝えるための制作物に反映するキャッチコピーを考えます。本番となる横浜ローズチョコレートの販売日程は、約2ヶ月後に迫っています。
販売日程が近づくにつれて、学生と子どもたちの気持ちは高まっていますので、みんな気合い十分の様子です!