Polytope Project IWASAKI 第2回活動では、横浜銘菓「横濱ハーバー」でおなじみ、株式会社ありあけ様にご協力いただき、商品のターゲットを決める活動を行いました。ふだん目にするお菓子の裏側で行われている「手にとってもらう仕組み」「買ってもらう工夫」を聞いたり、ありあけの実際の店舗を視察したりと、盛りだくさんの内容になりました!
「横濱ハーバー」がみんなに愛される秘密を知る
マーケティング活動で欠かせないのが、ターゲットの設定です。
需要と供給の仕組み、どんなところに需要が生まれるのか、という少し難しい内容でしたが、実際の商品を例にわかりやすく説明をしていただきました。例としてあげた、シュークリームを欲しい人にシュークリームを買ってもらうことは簡単、もしかしたらショートケーキを提案したら買ってくれる可能性もあるけれど、高級な桐箱に入った羊羹を買ってもらうことは難しい、という説明を聞き、学生もこどもも「なるほど」と納得していました。ターゲットを決め、その人たちの興味を引くようなパッケージや販促物のデザイン、宣伝の方法などを考えることで、買いたいと思う気持ちをつかむことができるというお話も、とても参考になりました。
ありあけ本館ハーバーズムーンの店舗を視察
横濱ハーバーに隠された「買ってもらう工夫」を聞いたあと、関内にあるありあけのお店を視察しました。「ありあけ本館ハーバーズムーン本店」はありあけで取り扱っている商品が全てそろうほか、焼きたての横濱ハーバーを販売していたり、カフェでスイーツや軽食を楽しんだりできる大きな店舗です。通常商品のほかに、DeNAベイスターズとのコラボ商品や、ハロウィーン限定のパンプキンハーバーなども販売していました。こどもたちはお店の中にある「買いたい気持ちになる工夫」や買い物をしているお客さんの様子を観察し、お店の方にどんなお客さんが多いのか、販売する時にしている工夫などをインタビューをしました。
「横浜ローズチョコレート」のターゲットを考える
ありあけの方のお話や、店舗の視察で発見したこと、わかったことを参考にして、いよいよ横浜ローズチョコレートのターゲットを考えていきます。
・横浜ローズチョコレートを買いたいと思う人はどんな人?
・その人は、どんな気持ちでチョコレートを買う?
・その人は、どんな目的でチョコレートを買う?
この3つについて、グループに分かれて話し合いをしました。
「3種類の味があるから、自分だけでなく、みんなと一緒に食べたいんじゃないかな?」
「『横浜』と商品名についているから、横浜が好きな人が買うんじゃない?」
「商品を買った人には、『もう1回食べたい』って思ってもらいたいな」
など、いろいろな意見が出ました。ありあけのお店を視察した結果、お菓子を買うのは40代くらいの女性が多そうという声も。
グループごとに出た意見を集約すると
「バラの味や香りに興味があり、友人とお茶会をするときなどに購入する、ヨコハマニアな人」
というイメージが見えてきました。「ヨコハマニア」というのは横浜に興味があって、横浜市の花がバラだと知っている、それを広めたい人、とのことで、子供たちが命名しました!
みんなの意見を参考に決めたターゲットはこちらです。
「チョコレートを食べながら、誰かと一緒の時間を楽しむ人」
ターゲットが決まったので、次回からはいよいよ具体的な計画を立てていきます。どんなアイデアが出てくるのか、とても楽しみです!