みつばちのお世話と花の種をまこう!「IWASAKIみつばちプロジェクト」第5回活動レポート

学校法人岩崎学園と株式会社A.G.A.は、岩崎学園の校舎を活用して都市型養蜂を行う「IWASAKIみつばちプロジェクト」に取り組んでいます。

第5回目となる8月27日(日)の活動では、養蜂家と一緒にみつばちのお世話をして、みつばちの餌になる植物を増やすため、秋の花の苗を植えたり春に向けた花の種を蒔いたりしました。

みつばちのお世話にトライ!

今回から2チームに分かれて自分たちの巣箱のお世話にトライしました。

大仙養蜂園の養蜂家・飯倉さんから、みつばちの取り扱いや、管理するために必要な作業、観察の仕方などを教えていただきました。暑さに負けず、みつばちたちは今日も巣箱から元気に出入りをしています。前回は「ちょっと怖いな」といった声も聞こえてきましたが、防護服を着ると、みつばちたちにすぐ近寄ることができました。

ついにみつばちがやってきた!「IWASAKIみつばちプロジェクト」第4回活動レポート

みつばちの天敵のひとつはスズメバチ。9月頃からスズメバチが増えるので、みつばちが襲われないように、みつばちだけが通れるサイズの網を使うという説明を聞きました。今のところスズメバチは来ていないようで安心しました。今年の夏は暑かったので、スズメバチの観測が少ないという声もあるそうです。

そしていよいよ自分たちで巣箱をオープン!噴煙器でみつばちを落ち着かせてから、順番に巣板を持ち上げました。巣板には「巣箱に入れた日にち」を書いています。古い巣板にはたくさんの蜜やさなぎがいるためずっしり重く、新しい巣板は巣を作っている最中なので巣板が軽いです。

7月に入れた新しい巣板には蜜がたまってきていて、「横浜のはちみつだ!!」と、みんなで嬉しくなりました。

女王蜂を見つけよう

みつばちのお世話の基本である「女王蜂を見つけること」にチャレンジ。

女王蜂には目印として丸いマークをつけていますが、探すのが難しかったです。みんなで目をこらして探しましたが、なかなか見つけられなかったので、卵がしっかりあるかどうかで、女王蜂が元気かどうかを知る方法を教えてもらいました。今回はオスの大きなみつばちを見つけたので、子どもたちは興味津々でした。

花粉だんごを食べてみよう

みつばちは、花の蜜だけでなく、花粉も集めてきます。体についた花粉を空中で飛びながら丸めて「花粉だんご」にして運びます。花粉だんごは、巣の中に貯えることで保存食になります。板には足から外れて落ちてしまった花粉だんごがいくつかあったので、食べてみました。

「あまい!」「おいしい!」

みつばちが集めた花粉は、甘くて美味しいという発見がありました。もっと食べたいという声も聞こえてきて、みつばちとグッと距離が近づいた気がします。

秋に向けた花を植えよう

前回草むしりをした場所は、根っこから雑草を抜き切れなかったため、1ヶ月で雑草が伸びていました。

少し雑草を抜いてから、ポリトープリーダー(岩崎学園学生)がリサーチして選んだ、荒地でも育てることができる、強くて蜜源(蜜や花粉のある植物)になる花の種をまきました。

今回まいた種

  • レンゲ
  • 菜の花
  • ストロベリーキャンドル

春にどのように咲くか、今から楽しみです。
それから、プログラムの前にポリトープリーダーたちで花壇を作っていたので、すぐに蜜源になる花の苗を子どもたちと一緒に植えました。

植えた苗

  • マリーゴールド
  • ペチュニア
  • ローズマリー
  • ラベンダー

しぶとい雑草、でも、あきらめない!

種をまいて、花壇に苗を植えた後は、みつばちのおうちの周りをきれいにしておくため、もう一度草刈りを行いました。

根っこがしっかりしている植物があったので、力を合わせて抜いてみることにしました。最初は少しずつスコップで掘り、根っこが出てきたら力一杯に引っぱりました。しかし、びくともしません。「やめる?」と聞くと全員が「あきらめない!!!」と言い、頑張りました。

結果、今回は根っこが抜けませんでしたが、次回以降にまた頑張ってみることにしました。

活動の振り返りと今回の発見ポイント

雑草だらけだった屋上が、草刈りをしたり、蜜を集める花や植物を植えたことで、みつばちにとって居心地のいい環境になってきました。お世話もだいぶ慣れてきて、みつばちとの距離がこれまでより近づき、愛着を持つことができました。

最後に、今日の発見ポイントを発表しました。

「はちみつだけではなく、みつばちが足につけている花粉だんごも甘かった」「巣板が重たくて振り落とすのが大変だった」「れんげのタネがハート型だった」

次回は9月に開催予定

次回の活動は、暑さも落ち着いてくる9月にみつばちや女王蜂に名前をつけたり、巣箱にペイントしたりと、より愛着が持てるようなプログラムを予定しています。プログラムを実施していない期間は、専門学生や高校生、運営スタッフを中心に、みつばちを通して、企業、団体、地域の人とのつながりを深め、自分たちの活動をどんどん広めていく活動を行なっています。

引き続き「IWASAKIみつばちプロジェクト」にご注目ください!IWASAKIみつばちプロジェクトではInstagramTwitterを始めましたので、こちらもぜひご覧ください!

クラウドファウンディングに挑戦中!

IWASAKIみつばちプロジェクトでは、専門学生が中心となって、初期費用をまかなうためにクラウドファウンディングに挑戦しています。クラウドファウンディングを通して、横浜をみどりあふれる街にする活動を広く周知するためにチャレンジしています。ぜひご支援お待ちしております。

活動メンバー募集中

IWASAKIみつばちプロジェクトでは、活動に参加したい小学生を引き続き募集しています!
毎月1回の活動に参加いただけることが条件です。ご興味のある方は、ぜひお申し込みください。