街で、みどりを探そう!「IWASAKIみつばちプロジェクト」第1回活動レポート

学校法人岩崎学園と株式会社A.G.A.は、岩崎学園の校舎を活用して都市型養蜂を行う「IWASAKIみつばちプロジェクト」を、2022年9月から始動しました。

本プロジェクトでは、自然環境づくりと地域コミュニティの活性化を目的に、楽しみながら養蜂の現場を、見て、知って、理解を深められるプログラムを企画・実施しています。

街の中でフィールドワークを行ったり、養蜂家から「みつばちのお世話」や「蜂蜜の取り方」等のレクチャーを受けたりと、都市型養蜂を目指して活動しています。

都市型養蜂を目指す「企画準備室」から本格活動へ!

2022年10月、岩崎学園の学生で都市型養蜂にチャレンジするための「企画準備室」を立ち上げ、みつばちの生態リサーチや、近隣の養蜂家や関連団体の視察、みつばちに関わるイベントへの参加等、養蜂の情報収集を中心に活動してきました。

2023年からは、横浜市に住む小学生も活動に参加して、本格的な養蜂の活動に挑戦をします!

横浜駅周辺にある、

身近なみどりを知る

小学生が参加する第1回目の活動では、養蜂を予定している岩崎学園の校舎の周辺のみどりの環境について調べました。

みつばちの飼育に欠かせない蜜源(蜜が取れる植物)がどれくらいあるのかを知るために、小学生10名と学生4名がチームに別れ、フィールドワークで横浜駅前のエリアを調査しました。

  • 花やみどりはどれくらいあるかな
  • 葉っぱの大きさや感触を確かめてみよう
  • 気づいたことはマップにメモしよう

「みどり」に注目すると、

街の中に新しい発見が!

ふだん見慣れた街を「みどりを知る」という視点で見直してみるため、横浜駅周辺エリアを中心に調査しました。

街路樹や道の脇の花壇など、いつも歩いている時は意識していなかった場所に注目してみると、色々な場所に植物があってきれいに整備されていること、植物ごとに葉の形が違うこと、同じ種類でも日当たりによって葉の色が違うことなど、色々とわかりました。

そして、葉っぱを触っていたら、なんと「みつばち」に出会えました!

調査内容をまとめ、

発表する

学生と子どもたちは、フィールドワークで見つけた発見をレポートにまとめ、自分たちが気づいたことや感想を、みんなの前で発表しました。

普段見慣れている駅前でも、緑に注目すると色々な発見がありました!

  • 手のひらより大きな葉っぱが、街中にあった
  • ブルーベリーのような実がついている植物に、アリがたくさんいた
  • 百貨店の屋上に、みどりが広がっていた

次回の活動も、

フィールドワーク

第2回目の活動では、学生と子どもたちがフィールドワークで訪れたエリアの中で、十分に調査できなかった場所を、改めて詳しく調べます。

2回行うフィールドワークを通じて、横浜駅周辺でみどりの多いポイントや特徴、そして緑が少ないポイントを抽出。さらに、街中にある植物や花が、みつばちにとって必要な蜜源植物かどうかを調べ、みんなで「養蜂目線のマップ」をつくります。作成したマップは、みどりの多いところで蜜源植物を育てたり、みどりの少ない場所に蜜源植物を植える活動等で使用します。

そして、2023年の夏には岩崎学園の校舎を利用して養蜂を本格的に開始します。みつばちに関連したキャンドル作りや蜜蝋ラップなど、養蜂に関わるワークショップも今後開催していく予定です。

引き続き、「IWASAKIみつばちプロジェクト」の活動にご注目ください!